2019年12月16日

名誉ある化石賞

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スペイン・マドリッドで開催中のCOP 25、我が国の対応に関しては、残念ながら辛口な批判が多いようだ。何せ化石賞というのを二度も受賞する羽目に陥っているのだから。それに期待度の高かった若い大臣も、「セクシー」なんて形容詞で温暖化対策を論じた割には、炭酸ガス削減案には、後ろ向きなようで、その態度が化石賞受賞の一因にもなっていると聞く。いやはや同胞として、恥ずかしい。
一方グレタさんを誰かが操っていると、心無い中傷もあるけれど、この爺はご自身の判断での行動に違いないと信じている。国連で各国首脳を射抜くように睨んでいたあの目は、操られてできる筈がない。アメリカ合衆国の評判の良くない大統領、そうむきになるなといったまぜっかえしをSNSで送っているが、それにも臆することなく、見事に切り返している。若いからといって侮らず、各国の首脳は是非是非グレタさんの発言を聞く耳を持って欲しいなぁ。とりわけ我が国の首相にも。西洋花札大統領の顔色ばかり窺うのではなく、ご自分の判断を示すべきだろうにと、申し上げてきたい。
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2019年12月15日

多数決で!

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NHKの俗にいう「朝ドラ」で見た一シーン。
ヒロインの結婚話に父親が反対し、娘の恋人に会おうともしない。父親以外の家族はみな賛成で、一番下の高校生の娘が提案する。
「多数決で決めよう!」
時代設定は昭和30年代の中頃だから、ようやく民主主義が定着し始めた頃だったろうか。私自身も、小学校の児童会では会長を拝命し、あれこれ議論ともつかぬ議論をしたあと、
「では採決します。」
とやったものである。この年になって考えると、なんとも間の抜けていたと考えるのだが、今日の国会も似たようなものとの実感が否めない。悲しいことながら、指導者のセンセイ方も、その程度の意識しかない様、つまり国の運営は多数決でやればいいという理解しかない様なのである。これは大いに憂うべきで、まるで小学生並みの理解力の方々が、国の指導者になっていらっしゃるということになる。ついでながらアメリカ合衆国の大統領も御同様で、それでも今回下院で弾劾裁判を行うことが決議されたというから、少しは朗報と考えている。民主主義は、多数意見が国を動かすシステムではあろうが、少数意見とも議論を尽くして、という原則が守られなければ、かえって悪いことになってしまうのじゃぁないだろうか。
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2019年12月14日

イギリス総選挙

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イギリスの総選挙、保守党が圧勝だそうで、イギリスのEU離脱がとうとう現実のものになりそうだ。民族の壁を越えての欧州統合、実際には一つにはなり切れなかったということだろう。それにしても民族の壁には、本音で越えがたい何かがあるに違いない。それに拍車をかけたのが、昨今の自国第一主義。アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプの影響も少なくはなかろう。とはいえ、戦後70余年を経過しての戦前回帰の今の世の風潮、つくづく人間は懲りない生き物だと思う。自国第一主義言い換えれば民族主義、アメリカでイギリスでどんどん顕著になっている。そしてアジアでは我が国も。
かないませんなぁ。

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2019年12月13日

消えたカエル

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昨夕の帰宅は、最寄り駅のパシリス午後8時半。
カエルの合唱を期待していたのだが、実は昼過ぎから雨もやみ、午後は日差しもきつかったからだろう、まったく鳴き声が聞こえなかった。残念至極である。
それにしても、草むらで鳴いていた彼らは、どこへ行ったんだろう。ついでに言うなら、雨が降るまでどこにいたんだろうというのが、不思議の種である。確かにこの国には水路が多いけれど、そんな水路でカエルを見かけたことはない。何年か前大雨の後で、職場の近くの水路で小魚の泳ぐのを見かけたけれど、それっきりとんとご無沙汰。そもそも工場付近の水路には、怪しげな廃液も捨てられているようで、動物の居住環境には向いていないような気がしている。だからいるとすれば、ボウフラくらいであろうか。だからデンギ熱のシーズンともなれば、毎週のように蚊退治のスプレーをまいているほどである。
で話は、本題に戻る。
一昨夜合唱していた、カエル君達はどこに消えたのだろう。
まさか一夜で、産卵にまでこぎつけるとも思えないし、不思議がますますつのるばかりである。
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posted by zen at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2019年12月12日

雨季到来 2

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恐縮ながら昨日に続いて、気象の話題。
12月師走に入ってシンガポールにも雨季到来。
となると、さっそくパシリス駅前の広場の草むらではカエルの合掌である。
昨夕の帰宅は、午後八時頃で、すっかり日も落ちていたからだろう、繁殖のための合掌に違いない。昨夕は、グーグーとウシガエルの鳴き声も聞いた。
冬眠していた筈もないし、今までどこに潜んでいたんだろと不思議に思うが、毎年この時期合唱が始まり、一週間ほどで静かになる。今夕の帰宅も日没後となる予定で、合唱が聞けるだろうかと、ひそかに期待している。
駅前の草むらは、我が家の愛犬アリスが駆けっこをするお気に入りの遊び場で、まぁアリスは犬のくせに日没後の外出は好まないから、ウシガエルに出会うことはないだろう。臆病者のくせに、ああいった小動物には興味を示す。家ではヤモリを追いかけているほどだから、万が一にもウシガエルに出会ったらと、ひそかに楽しみにしている。週末の散歩が楽しみになって来た。
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posted by zen at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外生活

2019年12月11日

雨季到来

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常夏の筈のシンガポールでも、12月に入れば結構凌ぎやすい。
朝夕の出勤時は、とりわけ吹いてくる風が心地よい。
ただ問題なのは、雨である。
熱帯だけに、降れば土砂降りとなることが多い。
雨が激しいので歩きにくいうえ、傘をさしていても、びしょぬれになる。
それに職場は、冷房が効きすぎて寒い。
そもそも私は子供の頃から傘をさすのが下手で、ずぶ濡れになることが多かった。
今朝の出勤時やはり大雨で、職場につくと友人が
「河崎どうしたずぶ濡れじゃないか!風邪をひくぞ。」
と気遣ってくれた。
実際左肩から袖がずぶ濡れで、自分自身でもなぜこんな風になるのか、不思議でならない。
しかしと思う。
「寒ければ、冷房の温度上げろよ!」
と言いたいし、席の付近の冷房の設定温度を上げておいても、誰かがまた下げてしまうから始末に悪い。
文頭に書いた凌ぎやすいは、摂氏25度程度だから、少々濡れたって大丈夫なはずなのである。
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2019年12月10日

SNSでチャッティング

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久し振りに、お互いに気心の知りあっている友人と、SNSでチャットした。友人は日本在住、爺はシンガポール在住だけに、なかなか話し合うことも儘ならない。
実はこの友人、10月の中頃国際会議でシンガポールに来る予定だったので大いに楽しみにしていたところ、直前になってその国際会議が中止となってしまったのである。それだからというつもりはさらさらなっかたのだが、友人のフェイスブックへの書き込みが、やけにイライラしてそうな内容内容だったので、慰めの意味もあってメッセージした次第なのである。イライラの原因は、某有名新聞が、日本の博士課程を極めて否定的に報じていた点にあり、真剣に博士課程学生を教育している彼にしてみれば、片腹痛いといったところだったのだろう。この爺も、現役教授だった頃には、博士課程学生を育てながら、何とか学問を残したいと腐心したものだから、例えば
「博士課程学生にコミュニケーション力がない!」
なんぞという指摘は、まったく当たらないとの確信があった。
だというのに、あのような否定的な内容の報道を、同僚の教員たちが甘んじて受け入れているのは何故かと考えさせられる。そんなあたりに友人のイライラの因があるに違いなかろうとの予想は、果たしてその通りであった。
この爺、大学は象牙の塔であれと主張するつもりはないけれど、近年の
「大学の研究は、実用的でなければならない!」
の風潮は、友人以上にこの爺も我慢ならないのである
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2019年12月09日

友を送る

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6年間この地で仲良くして頂いていたご家族が、昨夜遅く慌ただしく帰国されていった。お子さんの教育の都合上急ぎの帰国となったようで、家族ぐるみで仲良くしてもらっていただけに、ぽっかりと穴が開いたような気分である。
もともとの出会いは、マンションのプールだったと思うが、その後エレベーターでも一緒になり、同じ建屋に住んでいながら、お互いに気付かなかったことのうかつさを語り合い、その後しっかりと家族ぐるみのお付き合いとなったのである。いやはやとても一期一会なんぞではなく、下のお子さんなど、我が家の愛犬の相手したさに、何日も続けてお泊りもするほどになっていた。愛犬のアリスも下のお子さんが大好きで、訪ねてくると大喜びなのである。
ともかく帰国の話を聞かされたのは11月も半ばころだった筈で、それから先はあれよあれよと話が進み、昨日の帰国となってしまったのである。
そしていささかまの抜けた翌日談。
御夫君は航空会社のパイロット。家族の優遇制度を利用して空席待ちでの帰国を計画されていたところ、空席がなく今朝になって
「昨夜は乗れませんでした!もう一日滞在します。」
とのメッセージ。一人留守番の予定であった愛犬のアリスは、相手ができて大喜びである。
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2019年12月08日

戦争を知らない子供達 2

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戦争を知らない子供達世代の爺ながら、私には戦争の悲惨さに関する知識がある。
今日はその話題を提供したい。
何度も書いてきているように、私は戦後間もないころの昭和24年(1949年)の生まれである。それも旧家ではないにしろ、田舎のちょっとした名家の跡取り息子である。それも没落した名家だから、いささか始末が悪い。祖父に当たる人が一代で財を成し、何と男性の厄年に他界したのである。その祖父には一男二女があり、第一子の長男は、生まれながらの股関節脱臼で、ひどくないけれど少しびっこだったそうである。そのうえかなりひどい近視だったと聞いている。ともかく祖母は三十台半ばで寡婦となり、たばこ店を営みながら、気丈に一男二女を育てたそうである。ただ祖母が不幸、いや我が家が不幸だったのは、あの太平洋戦争なのだが、判っていただくためには、もう少し書かねばならない。
気丈に一男二女を育てていた祖母のところに、長女の見合い話が舞い込んだという。太平洋戦争が始まっていたとはいえ、びっこぎみのひどい近眼の長男には、徴兵が来るはずもないというのが、身内の期待を込めた理解だったそうで、何といっても丙種合格の「非国民」に近い長男なのである。だから長女の縁談には、親類縁者が皆乗り気で
「妹もいることだし、早く嫁に行くのが家のため!」
と、とんとん拍子で縁談がまとまったそうである。
ところが太平洋戦争が敗色が濃くなってきたころ、ある筈もない赤紙が長男に舞い込み、ビルマに進駐していったのである。そうインパール作戦として知られている、日本軍のおとり作戦で、早い話丙種合格の戦力にならない若者をおとりとする、とんでもない作戦の犠牲となることを強いられたのである。ほどなく戦死広報が届き祖母は「名誉の靖国の母」となったのである。
実は私は、この二女の一人息子で没落した名家の跡取り息子。祖母も、母も心労が重なったからであろう比較的早いうちに鬼籍に入り、一代で財を成した祖父の末裔が私一人。お涙頂戴という気はさらさらないけれど、祖母にしても伯母にしても、靖国神社には決して行かなかったと聞いている。もちろんこの私も、太平洋戦争はやってはならなかった戦争だと信じている。
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2019年12月07日

戦争を知らない子供達

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明日は太平洋戦争開始の日。79年目である。
それにしてもあんな無謀な戦争を良くしたものだと、つくづく思う。
ただ私達が子供の頃は、まだ軍国主義バリバリの年配者もいて
「鬼畜米英」
なんて言葉を教えられたし、
「ゼロ戦は、すごかった!」
とも教えられたものである。
そんな具合だったから、日本人の何割かは本当に戦争に勝てると信じていたんだろう。
かくいう私だって、
「日本軍の方が、強かったんだ。」
と信じていた。神風が吹く筈だったとも信じていた。
それがいつ頃からだろう、多分中学に入ったころからだろうなぁ、少しずつ世界観も変わり
「本当に、馬鹿な戦争をやったものだ。」
と考えるようになった。高校生になった頃には、ある意味まともな歴史認識を持てるようになっていたと自負している。
それでも私は、戦争を知らない子供達世代なのである。
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